奥さんのクロスバイク トレックFX3と自分のロードバイク トレックドマーネAL2で「和そばライド」に行ってきた。戸隠そばで日本蕎麦の本当の美味しさをこの年になって初めて知った自分は蕎麦が大好きになった。奥さんとサイクリングで手頃な距離にある味奈登庵(みなとあん)都筑佐江戸店へ行ってきたのだ。
味奈登庵(みなとあん)都筑佐江戸店 |
スマホで行き先を探す
朝から、大気の状態が不安定というお決まりの言葉がテレビから聞こえてきたので、あまり遠くへ行くのはあれだねと奥さんと話していた。お互いに、ここはどお?とスマホで検索して共感を求めた。自分は多摩湖等を提案したが、遠いと一蹴。なにしろ前回の多摩川サイクリングロードが大変だったので、自分の意見はまず通らない状況だったのだ。
奥さんが見つけたのが、鶴見川サイクリングロードで自宅から15kmほどのところにある味奈登庵(みなとあん)都筑佐江戸店だった。ここなら往復で30kmほどで手頃だ。奈登庵は恩田川と鶴見川の合流地点にあった。ここなら川沿いのサイクリングロードで行けるのだ。
ただ食事する場所へ自転車で行くということなら行く場所には困らない。自転車では思ったより遠くへ行けるのだ。しかしせっかくの休みなので有意義にしたいと思い、できればほどほど遠くてそこそこの疲労を感じ、良い道を走れて、なおかつ景色や良い休憩スポットも味わいたいと思ってしまうのだ。そう考えるとまだ初心者の私どもでは簡単でないのだ。ただ自転車でどっかに行ければそれだけでも十分なのだが、いろいろ探してしまう。欲張りななのかもしれないな。
行きは恩田川サイクリングロードで
恩田川サイクリングロードは自転車道としてちゃんと整備されているわけではなく、恩田川沿いの遊歩道を自転車で走る感じだ。それでも一般道より1万倍は良いだろう。場所によっては視界も開け風景もよく路面も滑らかだ。コーヒーライドにももってこいのサイクリングロードだ。春には桜の名所になる。来年は五部咲きの頃に行ってみよう。自分は満開より少し手前が好きなのだ。これから咲いていく期待感と花の多さと蕾の感じがたまらないのだ。日曜日より土曜の夜のほうが幸福感があるのと同じような感じかもしれない。満開の桜は日曜日の夜に感じる。
川にいる水鳥を眺めたりもした。この時もカワウが100羽ほど川から飛び出したケーソンに休んでいてびっくりしたよ。ピイーと鳴きながらカワセミも飛んでいた。鯉なんかは1000匹はいたね。川はこのあたりの川にしては凄く綺麗だった。
恩田川の木陰で休憩する |
奥さんは相変わらずのんびり進んでいる。漕ぐというより進むという感じだ。カラカラと漕いではジーと進む。極力惰性で進むのが奥さん流。キックボードのように。多摩川サイクリングロードの時はお尻が相当痛かったようで、ゲルが入ったサドルカバーをワイズロードで買ったのだ。かなり調子が良いみたい。この時、別の店のワゴンセールで500円で売っていたちょっとしたサドルカバーを買っていた。その後にワイズロードに行ったらゲル入りのゴージャスなサドルカバーを見つけて買い直したのだ。そして買ってしまった500円の方は自分が今付けさせられている。多少良さそうだ。
奈登庵(みなとあん)都筑佐江戸店へ
鶴見川が左から合流してくる場所で少し鶴見川を上流側へ戻り橋を渡った。鶴見川を下流へ少し進んだ左に奈登庵(みなとあん)都筑佐江戸店があった。11時半に着いたがもうすでに並んでいた。駐車場も満車で入れずに困っていた。人気がある店とは知らなかったのでびっくりしたが、期待が上がった。
30分以上は待った。順番になり席に案内された。外が見える窓際で良い席だった。早速。もり蕎麦と天ぷらの「つけ天」のふじ盛を頼んだ。ふじ盛というのは富士山のように高々と盛られる特盛みたいな感じ。奥さんも同じのを頼んだ。
味奈登庵(みなとあん)都筑佐江戸店店内から |
待っている間に雨が降ってきた。豪雨だ。そういえば「大気の状態が不安定」だった事を思い出した。慌てて自転車に行き開けっ放しだったトップチューブバックを閉めてきた。それほど良い天気だったのだ。モバイルバッテリーが濡れてしまった。
ふじ盛がきた。すごい量だ。笑顔がこわばるくらいの量だ。早速蕎麦を食べると、コシはなく湯でて時間が経ったような歯ごたえだった。戸隠そばの後、しかも「そばの実」で食べて以来の蕎麦だから仕方ないかもしれないが、少々がっかりした。でも同時に「こんなに差があるものなんだ」と蕎麦の良し悪しがわかる事に喜びを感じた。天ぷらは逆にとても美味しかった。奥さんはふじ盛を全部は食べられず手伝った。ここに来たら蕎麦はおまけで天丼セット等が良いなと思った。それでも雰囲気の良い店で満足できた。
味奈登庵のふじ盛 |
帰りは鶴見川サイクリングロードで
店を出る頃には雨も上がり青空になっていた。やっぱり大気の状態が不安定なのだ。帰りは鶴見川サイクリングロードで帰ることにする。細くて通りにくい場所もあるが基本的に良い道だ。風を感じてのんびりマイペースで走れる。途中トイレに行きたくなり隣を走っている横浜上麻生道路のセブンイレブンに寄った。蕎麦の食べ過ぎだ。
その後も鶴見川サイクリングロードは快適に走れた。同じような風景がずっと続いて飽きてきた頃に「麻生川・鶴見川合流点親水広場」に着いた。ここは東屋がありコーヒーを淹れるのに最適だった。すかさず鳩の大群がやって来た。ざっと千羽ほどだ。煎餅を割って少しあげたが、全部にあげるのは無理だった。鳩たちはまだ何か出し来るんじゃないかと数匹は足の辺りをうろちょろしていた。大半は近くの手すりや離れた場所に行ってしまった。蕎麦をちょっと包んで持ってくるんだったなと思った。ここには散歩のおじいさんやおばあさんが餌を持ってくんだろう。
東屋でコーヒーを淹れる
いつものようにアルコールストーブとケトルでお湯を沸かしてコーヒーを淹れた。それほどロケーションが良い訳では無いが、のんびりできる。コンビニやカフェでコーヒーを飲むのもいいが、アウトドアの好きな場所で飲むコーヒーは良い。美味しいというよりはこの時間含めて良いのだろう。もちろん街中を程よく自転車に合ったファッションをして走り、お洒落なカフェでお茶するのもカッコいいし心地よいだろう。なんと言ったって自由なのだから。
今回の動画
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