カブ千里に行ってきた 最高すぎた九州 熊本 阿蘇の道 ハンターカブとカスタムカブ あちこち廻った四泊六日の旅

2023年5月16日火曜日

オートバイ カブ グルメ ツーリング 連泊

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カブ千里に行かないか?

こうちゃんはハンターカブに乗っている。ゴリゴリにカスタムしている。ボアアップ181cc、ハイカム、オーリンズのサス、等々できることはほとんどやってる感じ。そんなこうちゃんが「ゴールデンウィークに九州の阿蘇で開かれるカブ千里というカブのイベントに来ないか?」「カブも貸すから」と誘ってくれた。いろいろ面倒見てくれるというので観光を兼ねて奥さんと一緒に行ってきた。長い連休だし、帰りは島根や鳥取を観光して帰ればいいか、という事で、四泊六日の旅をしてきた。

阿蘇で「ヒバリカフェ」を営む元レース仲間の池田さんもいる。こうちゃんが知り合いで、「ぜひ来てほしい」と言われているそうだ。会いたい。九州は遠いので、こんな機会がなければなかなか行けないし。

今回の旅の概要

東京から山口県にある仲間のこうちゃん宅に行き一泊目。翌朝山口県徳山からフェリーで大分県へ。別府温泉「不老泉」に入る。別府に泊まり翌朝九州熊本のヒバリカフェで朝食。阿蘇まで走りイベント「カブ千里」へ。別府に戻り三泊目。有名な「竹瓦温泉」に入る。翌朝、豊後高田の熊野摩崖仏、昭和の街を観光しフェリーで山口のこうちゃん宅へ。四泊目。良く早朝、島根の出雲大社に向けて出発。お参りして鳥取砂丘へ。砂の美術館を見て夕方、鳥取砂丘で夕日を眺め東京に向けて走る。全六日の旅。ちょっとわかり辛いので箇条書きに。

  • 一日目:東京から山口県のこうちゃん宅へ(車で移動)
  • 二日目:徳山からカブでフェリーに乗り九州大分別府へ(カブで移動)
  • 三日目:別府から熊本阿蘇のカブ千里へ(カブで移動)
  • 四日目:豊後高田を観光し大分からフェリーで山口県へ(カブで移動)
  • 五日目:島根の出雲大社、鳥取砂丘を観光し帰路へ。(車で移動)
  • 六日目:夜通し走り東京へ(車で移動)

九州 阿蘇のカブ千里

1日目 東京から山口へ

東京から車で山口県のこうちゃん宅へ走る。1000㎞くらいあるが、山口は出張で何度も行っているのでそれほど苦にならない、はずだが、そうは言っても遠い。奥さんが運転を代わってくれて助かった。

途中のサービスエリアに寄るのが楽しい。いろんな土地の物がある。四か所は寄っただろう。新幹線や飛行機ではこうはいかない。これをバイクや自転車でしたらどんなに楽しいだろう。日数は掛かるが旅感が大きいだろう。いつかそんなのをやりたい。

東名高速で山口方面へ

諏訪湖サービスエリアで食事

ちょこちょこSAに寄るのが楽しい

朝出たが、渋滞もありこうちゃん宅に着いたのが21時ころになってしまった。夕飯とお風呂と布団を用意してくれていた。

こうちゃん宅の猫ちゃん

翌日はこうちゃんと自分はそれぞれカブで、奥さんは車で行くことに。奥さんの分のカブもあったのだが、やはり車で行くと。朝6時から大雨の予報。フェーリーの予約が12時。しかし大雨が降る前にフェリー乗り場に着いて雨をしのごうと、朝5時に出発する予定に。この日は疲れているので宴会も早めに。

2日目 山口から九州大分別府へ

翌朝、久しぶりにカブに乗る。35年ぶりか。16歳の時に出前のバイトもやったのでカブは慣れている。元は50㏄だがボアアップしてあるので黄色ナンバー。まあまあ早い。クラッチがないのが最高だ。ポジションも楽。楽しい。雨に降られずフェリー乗り場に着いた。

徳山港フェーリー乗り場

カブを借りて

朝ご飯を徳山駅の立ち食いそばで。のんびりしていると島根からこうちゃんのカブ仲間、M氏がきた。M氏もハンターカブだ。島根から2時間かかったという。雨に降られびしょびしょだ。4人で時間をつぶす。待合室も広く快適。徳山は天気予報が外れあまり降らない。

こうちゃんが徳山駅の駅弁「こうふく弁当」を買ってきてくれた。徳山ではフグの事を「ふく」という。フェリーで食べようと。

12時になりフェリーに乗船。このころやっと降ってきた。

フェリーでは座敷でごろごろできる。皆でこうふく弁当を食べた。フグの空揚げやてんぷら塩焼きが入っている。めちゃくちゃ美味しい。

徳山駅 幸ふく弁当

徳山駅 幸ふく弁当

動き出してすぐはデッキに出て景色を見たが、雨風がすごいのですぐに船内へ。時間がたっぷりあるので寝る。

大分の「竹田津フェーリーターミナル」に着いた。雨風がすごい。レインウェアを着込んで別府駅のホテルへ向かう。九州の豊かな自然の中をバイクで走る。雨だが最高だ。別府湾まで1時間半くらいだろうか。ずっと雨だったが楽しい。

別府駅のホテルにチェックインした。ここでこうちゃんの彼女のH子さんも合流。少し休んでからこうちゃんおすすめの居酒屋へ。そこで関サバが食べられるそうだ。

別府の温泉街にある「伊藤商店」にタクシーで向かう。湯けむりがすごい。温泉街の中を走る。伊藤商店に着く。にぎわっている。こうちゃんが予約しているので入れたが、飛込では難しそう。

フグの空揚げ、フグの刺身、フグの肝和え、関サバの姿づくり、握り、と出てくるもの全部美味かった。関サバの刺身はコリコリで最高だった。

別府温泉の伊藤商店

関アジ関サバが食べられる

関サバの刺身

フグの空揚げ

フグの刺身など

寿司も美味しかった

別府温泉の湯けむり

帰りはバスで別府の宿へ。宿に戻って近くにある「不老泉」へ。ここの歴史も古く明治時代からあったという。人気の別府温泉。大きな浴槽が一つあるだけのシンプルな温泉。もちろん源泉100%かけ流し。入浴料100円。別府温泉おそるべし。どんな綺麗な温泉より良い。お湯はかなり熱い。

宿に戻って就寝。

3日目 別府から熊本阿蘇のヒバリカフェ、カブ千里へ

ここからカブ5台(四国から来た人も合流)車一台で阿蘇のヒバリカフェに向かう。

どこを走ってもいい道だ。景色を見ながらゆっくり走るにはカブくらいがちょうどよいかもしれない。途中、九重高原辺りの「やまなみハイウェイ」という長く続く直線があったり、阿蘇の山々の間を通っていく。本州には見ない風景だ。ずっと絶景が続く。ツーリングには最高だ。

やまなみハイウェイ

初めて見た阿蘇の天然水

ヒバリカフェに着く。山々の下の開けた阿蘇の大地にあった。何という立地。最高すぎる。大賑わいでバイクを止める場所もないほど。この日はほとんどカブ。ここを営んでいるのは元レーサーで昔顔を合わせた程度だが仲間の池田さん。池田さんもハンターカブ主。ゴリゴリにカスタムしている。カブに特化したYouTubeのチャンネルもやっている。

ヒバリカフェ

ヒバリグリル

ヒバリ工房

ヒバリカフェ

ヒバリカフェ

ヒバリガレージかな

30年ぶりくらいか。奥で調理しているがこうちゃんが挨拶しにしくと、出てきてくれた。忙しいのに。「後で一緒に写真を撮ろう」と。

そしてここで食べたのは「赤牛バーガー」阿蘇の有名な赤牛のハンバーガー。めっちゃくちゃ美味しかった。こんなの食べたことない。ヒバリカフェ、ヤバい。最高すぎた。

ヒバリカフェの赤牛バーガー

ヒバリカフェの赤牛バーガー

いよいよ阿蘇パノラマラインでカブ千里の会場がある阿蘇山へ。阿蘇山の横にある「草千里」という展望台がある駐車場がカブ千里の会場。

H子さんの派手派手カブにまたがる

みんなカブ

やまなみハイウェイ

草千里に到着。すごい数のカブが来ている。しかもカスタムが凄い。ほとんど原型をとどめてないものやレトロで古い感じを出しているもの、様々にカブを楽しんいる。ずらーっと並んだカブを端から見ていく。カスタムカブをこんなに見れる機会もないだろう。逆に言えばこれが楽しみなのかもしれない。集まって一同にカブ談義している。

カブ千里

ここで何をするわけでもない(じゃんけん大会等あったようだが)、もともと、熊本地震で復興のために、熊本に人を集めようという事が発端だそう。ただ集まればいい。集まれば少しなり復興支援になる。

ここで阿蘇山の噴煙を眺め、ボルケーノカレーを食べた。これがとても美味しかった。

草千里のボルケーノカレー

別府に戻る。途中も絶景続き。むしろ帰りの方が空も晴れて綺麗だった。それにしてもカブは疲れない。姿勢も楽だしクラッチがないのが良い。ただシフトチェンジでショックが大きいので気になる程度。少し眠くなる。ブラックブラックを噛んで眠気覚まし。

阿蘇パノラマライン

道の駅で休憩をする。ここにロードバイクで来ている人がいた。TREKだ。神奈川からフェリーで来たそうだ。キャンプで阿蘇を走るそうだ。旅してるなあ。

快適に走り別府の宿に戻る。今日は近くの居酒屋で。食べて飲んだ後ラーメンを食べに行くことになり、タクシーに乗る。運転手さんにおすすめを聞くと「大砲ラーメン」一択だそうだ。食べてみると美味しい細麺の豚骨ラーメン。一般的に博多ラーメンというやつだ。

大砲ラーメン

そこから「竹瓦温泉」までは歩いてすぐ。そのまま行った。いよいよ念願の竹瓦温泉。別府温泉の中で一番有名なのではないかな。千と千尋の温泉のモデルとなった場所だとか。すごく良い雰囲気。砂湯が人気のようだが、普通のに入る。湯は一つのみ。最高。外人さんも多い。めちゃくちゃ熱い。歴史ある温泉を堪能して待合室で奥さんと涼んでいる。外人さんが何やら困っている。するとすかさず店の女の子が英語で対応する。ペラペラだ。かっこいい。日本の歴史ある建物の中で世界を感じる。素晴らしい。

竹瓦温泉

竹瓦温泉

竹瓦温泉

竹瓦温泉横の小道

涼みながら歩いて宿まで帰った。

4日目 豊後高田観光 竹田津フェリー乗り場から山口へ

朝、別府湾へお散歩。

別府湾

別府湾

今日は豊後高田を観光してフェリーで山口へ帰る。まず熊野摩崖仏(くまのまがいぶつ)を見に行く。平安時代後期に作られた岩に掘られた仏像。行きのフェリーを待っているときパンフレットで見て行きたかった場所。他にも行きたいところは沢山あったのだがすべて回れない。竹田津フェリーターミナルへの通り道に寄れる。

熊野摩崖仏へは駐車場から自然歩道を少々歩く。石の階段だ。ずっとバイクに乗っているので登山気分で気持ち良い。登ると大きな摩崖仏があった。700年前に作られたとされている。岩に掘られているので風化もせずしっかり残っている。かなりでかい。その上にある熊野神社もお参りに。とても良いところだ。来てよかった。

熊野摩崖仏への石階段

熊野摩崖仏

熊野神社

次は昭和の街へ向かう。途中有名な棚田もあった。記念撮影した。

棚田なのか棚畑かとても良いところ

かかしが並んでいる

昭和の街はいろいろなところにある。正直自分はそれほど興味がない。やはり「作られた感」を感じてしまう。いろいろ見て回る。ここで値段が安い有名な食堂へ。味は値段相応。揚げパンの店があったので帰りのフェリーで食べるため購入。それとコロッケも。

豊後高田の昭和の町

豊後高田の昭和の町

豊後高田の昭和の町

豊後高田の昭和の町

豊後高田の昭和の町

豊後高田の昭和の町

豊後高田の昭和の町の店内に飾られる当時のポスター

当時のガソリン価格 安かったんだね


豊後高田の昭和の町

竹田津フェリーターミナルへ向かう。途中、粟嶋公園で景色を堪能。

豊後高田市の粟嶋公園

竹田津のフェリー乗り場に着いた。行きに着いたときは雨だったので、そそくさと出発したが、こんなに良いところだったんだと感動。

竹田津フェリー乗り場

時間がたっぷりあるので近くの道の駅へH子さんとタコ揚げを買いに行く。H子さんのカブは110㏄。途中乗り換えて走る。やっぱり力ある。ただめちゃくちゃ派手なので若干恥ずかしい。

フェリー乗り場に戻って今度はM氏のハンターカブを乗らせてもらう。速い。これはもうカブって感覚じゃない。今度はこうちゃんのゴリゴリのカスタムハンターに乗る。もっと早い加速でフロントが軽くなるくらい力がある。上も気持ちよく回る。それもそのはず181㏄にボアアップしいるので自分の乗っているw175よりも排気量がある。しかもハイカムだのいろいろチューンしている。予想以上にパワーがあった。これは楽しいかも。

竹田津フェリーターミナル カブの列

フェリーが来て乗船。九州旅も終わり本州に戻る。天気も良いのでデッキからの景色も良い。

徳山港に着きここで島根のM氏とお別れ。楽しくて話しやすい気配りのできるとても良い人だった。これからもお付き合いさせていただきたい。

こうちゃん宅へ向けて出発。途中、夜の宴会のためスーパーで買い物をした。こうちゃん宅に着いて奥さんが近所をカブで走ってみる。やはり危なっかしい。車で行って正解だったか。

今日の宴会はカブのYouTubeをテレビで見たり、懐かしい音楽を聴いたりで遅くまで盛り上がった。四日目が終わる。こんなにのんびり旅をしたのは何時ぶりだろう。

5日目、6日目 出雲大社と鳥取砂丘

早朝から出雲大社に向けて出発。こうちゃんはまだ寝ている。大変お世話になった。ありがとう。H子さんが見送ってくれた。パラコードを編んで作ったキーホルダーをくれた。この二人とはまたすぐに会いそうだ。ここからは夫婦二人。

道も空いていてすんなり島根に入る。出雲大社に近づくと神様が降りたった場所という雰囲気を感じる。ここで暮らす人はどんな感じなんだろうと思う。当たり前のなのだろうか。

出雲大社に来るのは2度目。奥さんは初めて。やはりとても良い場所だ。早く出た甲斐あってゆっくりできる。お参りしてから出雲そばを食べた。

出雲大社の鳥居

出雲大社の駐車場横

出雲大社 大国主神(おおくにぬしのかみ)の像かな。

出雲大社

出雲大社 本殿

出雲大社の中は素晴らしい

神楽殿にある大きな国旗

神楽殿

出雲大社の横を流れる小川

M氏が見どころや観光のアドバイスをラインでしてくれる。助かる。稲佐の浜へ。国譲り、国引きの神話で有名な浜。素晴らしい。神話というが、昔本当にこの地でそのようなことがあったように感じる。

稲佐の浜

稲佐の浜

稲佐の浜

鳥取砂丘は夕日の時間に着けばいい、時間があるので海岸を走るローカル電車に乗ってみる。小田駅へ。この辺りの駅は駐車場がある。奥さんが時刻表で考えてくれる。二つ先の駅で戻る電車に乗れる。想像ではのんびり田舎の風景の中を走る感じだったか、意外にスピードが速い。地元の人の生活の足だ。観光列車ではないのでしかたない。

小田駅

JR山陰本線 小田駅から羽根駅まで乗ってみた

鳥取砂丘に向かう。少しすると大山(だいせん)が見えてくる。ぽつんと大きくかっこいい。大山を右に見ながら高速を走る。

道の駅で大山蕎麦と地元の美味しい卵のたまごかけご飯定食を食べる。美味しい。

大山蕎麦

奥さんが「鳥取砂丘の砂の美術館が見たい」と言い出す。エジプト展をやっているそうだ。夕方に時間を合わせていたので間に合うか。少し急ぐ。

閉館30分前に着いた。入れてくれた。もう人も少ない。思ったよりすごい。見て楽しい。写真も動画も撮って良いそうだ。意外にしっかりゆっくり見れた。

砂の美術館 エジプト展

砂の美術館 エジプト展

砂の美術館 エジプト展

砂の美術館 エジプト展

砂の美術館 エジプト展

閉館時間まで堪能し砂丘へ向かう。日も傾いてちょうどよい。海辺の先端まで砂丘を歩く。日没まで1時間くらいか。すでにとて綺麗だ。奥さんはちょっと飽きてきたのか、お土産屋に行きたいのか「もういいんじゃない?」と。海に沈む前に雲にかかってしまったが、綺麗なオレンジ色に変わった。

鳥取砂丘を歩く

鳥取砂丘から見た夕日

お土産屋さんに行って見て回る。もう外は夜。どこかで食事をしようと調べるもこの時間閉店している。ちょっとした定食屋さんで食べる。美味しい。満足。

家に向かって夜通し走り、高速の上で6日目に。無事に着いて4泊6日の旅が終わった。

こんなに長く休める事も少ない。またいろんなところを旅したい。

今回の動画


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建設業50代 元オートバイレーサー 1994年全日本ロードレース選手権125ccチャンピオン

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