ロードバイクで能登半島を一泊二日でサイクリング

2023年9月26日火曜日

グルメ サイクリングロード ロードバイク 一泊二日

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出張で新潟の糸魚川に来ている。休みを利用して仲間二人と能登半島へ一泊二日で自転車旅をした。自転車旅と言っても仲間の一人(にしやん)は自転車を持っておらず、車なので、その車にトレックドマーネを2台(自分とやまちゃん)を積んで大きく移動し、要所を自転車で走る感じだ。能登半島に来るのは初めてなのでわくわくした。

車が少なく景色も道も良い能登半島

輪島の朝市を観光

まず糸魚川から車で、朝市と漆塗りで有名な輪島へ。ここで朝市を観光し、朝ご飯を食べた。入ったのは夫婦でやっている感じの店だった。奥さんがとても綺麗な人だった。可愛いとかじゃなく美人だ。忙しいからなのか髪も整えておらずよれたTシャツを着て、身なりには気を使わない感じで、疲れているように見えた。身なりに気を使わないのは自信があるからのようにも感じた。愛想も普通で良くはなかったがそれをふまえても綺麗だった。冷や汁を食べたのだが、これがすごくおいしかった。

輪島塗のお椀等も見て回った。高価なので買わなかったが。今晩はケビンに止まってBBQする予定なので、焼き魚用のノドグロや赤魚、シマエビ等を買った。

千枚田を自転車で走る

いよいよ自転車を下ろし出発。輪島マリンタウンの周りをぐるりと走って奥能登方面へ。車も少なく道も景色も良く気分が上がる。まずは千枚田を目指す。

千枚田までは多少の上り下りはあるものの比較的平坦で、景色を見ながら快適に走れる。輪島マリンタウンから9.2㎞、ちょうど30分のライドで千枚田ポケットパークに到着した。斜面に小さな田んぼがたくさんある。テレビや雑誌で何度か見た光景が広がる。海へと降りる斜面が田んぼになっている風景は想像よりも素敵だった。ゴープロで動画を撮っているのだが、設定を間違えてタイムプラスで録画していた。ここでやっと間違いに気づく。逆にここで気づいて良かった。

千枚田の風景

自分のドマーネAL2とやまちゃんのドマーネSL5

売店にはテレビタレントなどの著名人のサインや写真んが飾られていた。テレビのロケで数多くの有名人が来ているのがわかる。ここでコーヒーフロートを注文した。おばちゃんがカップになみなみとコーヒーを入れたので「これじゃソフトクリームが入らないじゃないか」と思ったら、「少し飲んで」とコーヒーを飲まされた。そしてできたスペースにソフトクリームをたっぷり入れてくれた。おばちゃん流のサービスらしい。コーヒーフロートを注文しただけで楽しいひと時になった。

千枚田を眺めながらコーヒーフロートを仲間のやまちゃんとベンチに座って飲む。二人とも道の良さ、景色の良さと、心地よい疲労感で少し興奮気味に会話が弾む。そこに車でついてきている仲間のにしやんが到着。3人で写真を撮った。

千枚田はちょっとした岬になっているので、棚田を降りて海沿いに行けば元の車道に出れるのではないかという事で、棚田の細道を自転車で降りてみることにした。

千枚田を自転車で下りる。にしやんが撮ってくれた。

ゆっくりブレーキをかけながら惰性で棚田の間を進むと、農作業している人達が休憩していた。「こんにちは」と挨拶すると、おばあちゃんが持っていたおせんべいを「はいこれあげる」とくれた。止まって少し話した。棚田は細かく分かれており名札が立てられていて、いろんな地域の人が借りているのだそうだ。よく見ると(◯◯県◯◯様)と全国の地域と名前が書かれていた。おばあちゃんが「知ってる人いるかもしれねえよ」と笑う。

棚田の絶景細道をゆっくり惰性で下る。これは自転車の特権だ。非日常の風景。海沿いの歩道へ出て奥能登方向へ走ると元の海沿いの車道に出た。輪島を出発してまだ一時間なのにこの幸福感。これだけでも来た価値がある。まだまだ先が長いのでわくわくが止まらない。

能登半島の海岸線

絶景の道を観光スポットを見ながら走る

海沿いの静かな道路を行く。景色の良い場所(どこを見ても良いのだが)でちょっと開けた場所があると止まって休みながら進んだ。塩田を見て感動し天然塩を購入したり、海辺の窓岩を見物したり、ゴジラ岩も見た。とても小さくて笑った。


観光スポット 窓岩

思ったより小さいゴジラ岩

能登半島国定公園へのヒルクライム

そして今回一番のヒルクライム、「椿の断崖展望台」がある「能登半島国定公園」への登りだ。自分は道志みちの山伏峠や奥多摩周遊道路、妙高の燕温泉のヒルクライム等、結構登っているのでそれほど辛くはなかったが、やまちゃんは今回初のヒルクライムでかなりきつかった様子。それでも疲労が気持ちよいと言っていた。確かに、登った後の爽快感は格別な気持ちよさがある。これでヒルクライムにはまる人が多いのだろう。登山では距離も長いし帰りもあるので、ゼイゼイ言いながら一生懸命は登らない。自転車のヒルクライムはかなり強引に登るので、登りきった後の脱力感は登山のそれより気持ちよいかもしれない。自転車の楽しさの一つだろう。

ピナレロで来ていたサイクリストと少し話しいろいろ教えてもらった。地元の人らしい。風に当たって休み、次は能登半島最先端、禄剛崎(ろっこうさき)通称、狼煙の灯台へ向かう。

日本の中心、狼煙の灯台へ

椿の断崖展望台から下りきると「道の駅狼煙」があった。ここで車のにしやんと合流、お水を差し入れしてくれた。ここでは食事が終わっていたため、向かいにある「いかなてて」と言うカフェのようなバーのようなお洒落なお店に入った。カレーがおススメなようだ。チキンカレーを食べた。チキンを煮込んだと言うか、ほろほろのチキンにカレーがまとったような不思議なカレーだったが、めちゃくちゃ美味しかった。やまちゃんはバターチキンカレーとノンアルビール。ソファーでゆっくり食事をして疲れをいやした。何故だかここにも美人がいた。マスターの奥さんか兄弟かわからないが、ドキッとするような美人だった。

いかなててのチキンカレー

ここから能登半島最先端の禄剛崎灯台までは歩いて登る。灯台まで来ると絶景が広がっていた。「ここが日本の中心」という石碑があった。にしやんが日本の中心で愛を叫んだ。やまちゃんも私も大笑い。ウケたついでに「履いてますよ」と謎のギャグ。またも大笑い。

ここには韓国やロシアの方角と距離の標識があった。それぞれの方角を見たが海しか見えなかった。それでもその僻地感は味わえた。

狼煙の灯台と珍しい標識

日本のここが中心の石碑

微妙だった青の洞窟

次は青の洞窟へ。そこまでは今までの道とは少し違い、アップダウンを細かく繰り返す道だった。道も森の中で視界も狭い。急な下りを降りると青の洞窟のある聖域の岬(珠洲岬)に着いた。ここにはやまちゃんが泊まりたかったが空いていなかった「ランプの宿」というホテルがある。確かに外から見ると非日常的なホテルだ。断崖の入り江に離れの部屋があるホテル。泊まったら楽しそうだ。

青の洞窟へ入るのは有料(1500円)だ。ちょっと高すぎないかと思ったが、しらけるから皆言わない。どれほどのものかと期待して進む。洞窟内は赤や青でライトアップされている。確かにきれいだが、やはり高額すぎる。カップル向けの観光地だ。白い石を持って帰れるので拾う。今までの素晴らしく長閑な風景から、急に妙な観光地に来てしまったような感じ。

青の洞窟

青の洞窟

気をとりなして今日の宿「鉢ヶ崎ケビン」に向かう。

長閑で素晴らしい珠洲の宿

ここからは長閑さも今日一番。珠洲市を走る。自分の中では一番の風景。そのまま泊まれる解放感と最高の風景で幸福度も最高潮。夕方のほとんど車が通らない通りを走る。人もいない。

鉢ヶ崎ケビンに着くと静かな海辺の一棟貸しのキャビンだった。他に誰もいない貸し切りだ。何という事だ。海は静かで素晴らしく、松林を隔てひっそりと建つキャビン。この上ない宿だ。さっきのランプの宿の1000倍は良い。これは個人の感想だが。

鉢ヶ崎ケビン受付

ケビンの中

BBQをするために近くのスーパーへ買い出しに行く。近くと言っても車で20分ほどだろうか。それだけ長閑なのである。珠洲の素晴らしい里海を車で走る。輪島の朝市でノドグロや赤魚、シマエビなど買ってあるのでお肉と野菜を少々とお酒を買った。サイクリングと旅行とBBQという最高の詰め合わせ。何故かここには人が沢山居た。

ケビンに戻り夕方の海を三人で見に行く。最高すぎる。何度も言うがさっきの青の洞窟のランプの宿より絶対に良い。あくまで個人の趣向だが。

鉢ヶ崎ケビンからすぐの海岸

炭をおこしているうちにやまちゃんが器用に下準備をしている。アウトドア料理に関してどんな熟練者より手際がいい。ちょっとびっくりした。仕事も出来るがこんな才能もあるのか。

炭が良い感じになり宴会が始まる。にしやんが待ちに待った時間だ。にしやんもやまちゃんも酒が入り良い感じに上がってる。最高のひと時だ。

鉢ヶ崎ケビンでBBQ

鉢ヶ崎ケビンでBBQ

二日目

夜明けの海岸を散歩しようと思っていたがぐっすり寝すぎて機を逃した。それでもテラスに出ると初夏を思わせる素晴らしい朝で気持ち良い。小鳥の囀りと風に包まれる。何日もここにいたいと思った。今日のサイクリングも楽しみなので準備を始める。朝ご飯を食べながら能登半島についてパンフレットで勉強し今日の予定を立てる。

今日は要所要所自転車で走り、車で大きく移動して良いとこどりをする計画。

まず宿から自転車で11㎞ほどの見附島へ。ここまでの道も長閑な街と海を見ながら走る素晴らしい道だ。自分がよく知っている伊豆半島とは全く雰囲気が違う。なだらかな半島で、人も少なく静かだ。七輪の製作所の窯がいくつかあった。自分も家で七輪を使うのでなんとなくうれしくなった。

静かな海沿いの道を走ると見附島に着いた。キャンプしている人もいたがとてものんびりとした名所だ。関東付近の観光名所と違いゆったりできる良いところだ。やまちゃんもにしやんも静かに海を眺めている。何を思っているのだろう。二日目で疲れているだけだろうか。

何時間でも居れそうが次の目的地へ向かう。

先に見える見附島

見附島

砂の道路、千里浜ドライブウェイ

「いしかわ里山里海サイクリングルート」から砂浜の道路「千里浜なぎさドライブウェイ」を自転車で走るため、道の駅高松まで車で大移動する。

道の駅高松で軽く食事をしてから、自転車で海岸線を走れる「いしかわ里山里海サイクリングルート」に入る。高速が隣を走っているので昨日の珠洲ほど長閑ではないが海沿いの爽快な自転車道を走る。標識がないので何度か間違えたが無事に千里浜なぎさドライブウェイに着いた。

ここは凄い。テレビで見たことはあるが来たのは初めて。車も通りも多い。通行手段というよりは皆砂浜を走るために来ているようだ。砂は良く締まっていて、自転車でも滑らかに走れる。ごりごりの細いタイヤのロードバイクではどうだかわからないが、自分たちのトレックドマーネはタイヤが32cなので気持ちよく走れた。条件が悪い場合(雨など)では走れない場合もあるそうだが、運よく最高のコンディションのようだ。8㎞ほど砂浜を延々走る。これも非日常的だ。バイクもちらほら走っている。飽きてきたころに終点のドライブインがあった。砂の彫刻で「スパイファミリー」が作られていた。このアニメは面白いので大好きだ。

いしかわ里山里海サイクリングルート

千里浜なぎさドライブウェイ

千里浜なぎさドライブウェイ

スパイファミリーの砂の彫刻

岩ガキを食べようとしたが、1個1800円もするのでやめた。いくら何でも高すぎる。

次は「世界一長いベンチ」へ。車で大移動。

世界一長いベンチは最高だった

ベンチというのは基本的に休むところで、木陰だったり景色の良い場所が多いので好きだ。世界一長いベンチというのはどんなだろうと興味津々。着いてみると海を見わたせる丘に延々と続くベンチがあった。全長460.9mでギネスブックにも登録されている夕日の名所だ。展望も良いが雰囲気も最高だ。

世界一長いベンチ

世界一長いベンチからの景色

世界一長いベンチの下の東屋

世界一長いベンチ入口

やまちゃんは疲労がたまっているようでベンチで休んでいる。やまちゃんがにしやんに自転車に乗っていいよと言う。自分とにしやんは自転車を車から降ろし端から端まで走ってみた。爽快だ。下に降りて海沿いを走り一周した。最高の道だった。海に入ってはしゃいでいるグループが楽しそうだった。ここもとても良い場所だ。しばらくぼーっと休んだ。いくらでも居れそうな場所だった。

磯具岩

ライドを楽しみゴール地点へ

ここからは旅のゴールにした「道の駅ころ柿の里・しか」まで自転車で走った。延々と続く景色の良い道を仲間と淡々と走る。気持ちよい。途中やまちゃんが何度かスプリントしたがお約束で先に行ったところでバテていた。楽しい。

「道の駅ころ柿の里・しか」に到着した。にしやんが笑顔でお出迎えしてくれた。

ここからは車で糸魚川まで帰る。旅の楽しさとか幸福感は言葉で表すのは難しい。とにかく最高の自転車旅だった。欲を言えば何か月もかけて自転車で旅がしたいが、現状では最高の旅だった。

今回の動画


今回のサイクリングデータ

  • 一日目 54.7㎞
  • 二日目 42.4㎞
  • 合計 97.1㎞

今回の旅で行ったスポット

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自己紹介

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建設業50代 元オートバイレーサー 1994年全日本ロードレース選手権125ccチャンピオン

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