初めての輪行 糸魚川から富山へ 富山湾岸サイクリングコースをサイクリング

2023年10月1日日曜日

サイクリングコース ナショナルサイクリングルート 輪行

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 出張先の糸魚川から仲間二人と輪行で富山まで行きサイクリングすることにした。自分はトレックドマーネAL2、やまちゃんはトレックドマーネSL5、べんちゃんはjamis renegade s4だ。

トレックドマーネAL2Diskを輪行

輪行袋に自転車を入れる

輪行に必要な輪行袋(輪行バック)は事前にモンベルのを買っておいた。輪行袋はいろんなメーカから出ており、何が良いかわからないので、もっと安いのもあったが、モンベルの製品なら大丈夫だろうというのが理由でモンベルのを買った。特にここが良いとかではない。

モンベルの輪行袋

縦型か横型がある。縦型は運ぶときにコンパクトになるがリアのシャフトに金具を付けて、そこを地面に接地させる。横型は多少かさばるがハンドルとシートを地面に置くので金具等は必要ない。どちらも良い点がある。自分は金具等を忘れてたり無くしたりが面倒なので横型にした。

それと、セリア(百円ショップ)で売っている便座カバーがチェーンカバーに使えるという事なので購入。それとディスクとスプロケカバーに何かいいものはないかと探していたら、ヘアキャップがちょうどよさそうだったので購入した。

旅の日にいきなりタイヤを外したりして輪行袋に入れるのも不安だったので、前日に予行練習という事でタイヤを外し輪行バックに入れてみた。(モンベルの場合入れるのではなく被せる)

自転車を逆さま(ハンドルとシートを地面につけて置く)にし、タイヤを外す。ほとんどのロードバイクと一緒だと思うが、前輪か後輪のスルーアクスル(タイヤをフレームに固定する棒)に角のような突起物が付いており、それは脱着式になっており前後共通で使えるスルーアクスルを回す工具だ。「の」の字の反対(反時計回り)に緩めればくるくるとシャフトが回り、フレームにねじ切られた部分から外れ、スルッと抜けてタイヤが外れる。前輪を外すときはその工具を外し前輪に使う。後輪を外すときはスプロケにチェーンがかかっているので、リアディレイラーを押してチェーンを緩めれば簡単に外せる。初めはおっかなびっくりだったが、丁寧にやれば難しくない。フロントはリア同様にスルーアクスルを回して抜けばスッと外れる。

タイヤが外れたら輪行袋に同封されているベルト3本を使いタイヤをフレームに括り付ける。この作業には正解がなく、センスでやるしかない。持ち運ぶ際にタイヤがガタガタ動かない程度に固定できれば良い。どこにどのように固定しても大丈夫だが、スプロケがフレームに当たって傷が付いたり、ディスクブレーキが当たって曲がっても良くない。それでいて動かないように固定する。きっちりここで縛るという正解がないのでいろいろ試すしかない。前日の予行練習ではなんとなくでうまくいった。あまり難しく考えることはないようだ。フレームにタイヤを固定したら、同封されている肩掛けベルトを任意の場所に二カ所固定する。自分はヘッドチューブとチェーンステーに縛った。この状態で輪行バックを被せ、肩掛けベルトを上部の穴から出し、下についているきんちゃく袋のような紐を絞って完成。

持ち上げてみるとタイヤもしっかり固定され、ガタつかない。降ろして置いてもシート、ハンドル、タイヤで接地し安定感もある。まずまずだ。想像通りの難易度だった。しかし、普段、階段等で持ち上げてもさほど重いと感じないが肩に担ぐと結構重さを感じる。自転車自体軽いに越したことはないと思った。それにABUSのロックチェーンレベル5も800グラムなので輪行の際は考えたい。今思えば、工具(スペアチューブや空気入れ等)も外してリュックに入れたほうが良かったかもしれない。それだけでも1キロくらいあるだろう。

そして輪行袋に入れた自転車を、今度は組み立てる。明日は糸魚川駅まで自走して行くのだ。組み立ては外した手順の逆をするだけ。同じくハンドルとシートを地面につけた状態でタイヤを取り付けて、しっかりシャフトを閉めれば完成。(後日、走っているときにフロントがガタガタするので見てみるとフロントアクスルが緩んでいた。しっかり締めたほうが良さそうだ。自分のドマーネAL2はフロントフォークがカーボンなのであまり締めてはいけないかと思い、気持ちトルクが軽かったかもしれない。)

輪行で富山へ

いよいよ初の輪行でのサイクリング当日。糸魚川駅まで7分ほど走る。天気も良くワクワクが止まらない。自分は途中で輪行バックを忘れ、宿まで取りに戻って出遅れた。糸魚川駅に着くとすでに二人は自転車をばらしている。自分も慌てて始める。昨日とペダルの位置が逆でちょっとタイヤの収まりが良くないが、問題なく固定できた。15分くらいでできたと思う。

担いで改札口へ。「えちごトキめき鉄道」に乗り富山方面へ。やまちゃんが切符を無くし、もう一度買ったりだとか、少々トラブルはあったものの、無事に乗車した。登山等で電車に乗った時、自転車を乗せているサイクリストを見かけたことはあり、気にはなっていた遊びだ。自分がやるとなると新鮮だ。これができれば日本全国自転車で走る事ができる。大きな進歩だ。夢が膨らむ。

糸魚川駅から輪行で富山画へ

輪行袋に入れて乗車した

今回はどこで下車し、どこへ行くのかきっちり決めていない。電車の中で3人で話し、越中宮崎で下りて富山方面に走って行くことにした。電車は一両で、パンタグラフがないのでディーゼル車だと思う。のんびり海沿いの線路を走って行く。憧れのローカル線だ。走っているのはたまに地方で見かける。風情がある。それに乗っている満足感があるが、外から見るほうが雰囲気はある。それでもローカル線は車窓からの眺めが良い。いつまでも乗っていられる。空いているし。日本海のローカル線は出雲大社に行ったときに乗ったことがある。その時も同じ感想だった。その時の記事はこちら

25分で越中宮崎駅に着いた。越中宮崎駅は「あいの風とやま鉄道」の駅であるが、今乗っている糸魚川駅から出ている「えちごトキめき鉄道」がそのまま乗り入れていく感じだ。

越中宮崎駅に着き、後部ドアから降りると素晴らしい雰囲気だった。海があり緑があり静かだ。「いいね~」と声が漏れる。すると車掌さんが前から走ってくる。前で切符を渡し降りないといけなかったのだ。ホームで車掌さんに切符を渡した。駅は無人だった。

越中宮崎駅

ヒスイ海岸とトレックドマーネ

ヒスイテラスで輪行袋から自転車を出して組みたる

目の前には「ヒスイテラス」があった。サイクルステーションなどもある施設だ。その前で自転車を組み立てる。道行く人が「どこまで行くの?」と声をかけてくれる。「目的地はなく適当に走るんです」と言うと、「それが一番楽しいわよね」と言った。

ヒスイテラスの目の前にはヒスイ海岸が広がっている。人も釣り人がぽつぽついる程度で少ない。天気も良く最高だ。何時間でも居れる場所だった。

富山湾岸サイクリングコースを走る

越中宮崎駅の前の道がすでに富山湾岸サイクリングコースになっていて、ブルーのしるしが路面にペイントされている。このブルーのペイントが及ぼす効果は絶大だと思っている。サイクリングコースという事が一目分かるだけではなく、車道を走る時の安心感がある。車に気を使うが、ここは自転車も走っていい場所ですよと言われているようで堂々と走れる。すべての道路にペイントしてほしい。ここはナショナルサイクリングルートにもなっている。車も少ないし景色も良い。とりあえず富山方面に走る。

この富山湾岸サイクリングコースを走破するのが目的ではないため、走りながら気が向いた場所に立ち寄り走り進める。どんどん富山の方面へ。帰りも電車だ。遠くへ行っても帰ってこれる。

まず「杉沢の沢スギ」がある沢スギ自然館に向かう。海沿いの素晴らしい道を走る。越中宮崎駅から13㎞、46分で沢スギ自然館に到着した。けっこう暑い。ここは黒部ジオパークに認定されてる自然公園みたいな感じの場所。杉林の中を湧き水が流れ、ジブリ感がある。無料だった。

沢スギ自然館に立ち寄る

沢スギは湧き水が豊富でジブリ感がある

杉林の中の木道を散歩してマイナスイオンをたっぷり補給したように感じた。とても良いところだった。

次は3.6㎞先の「入善海洋深層水活用施設」へ。ここは海洋深層水を買えるスタンドのようになっている。海洋深層水とは、太陽光がほとんど届かない水深200m以深にある海水の総称で、海の生物にとっての栄養に富み、ミネラルに富んだ海水らしい。ここで海洋深層水を購入しペットボトルに入れる。ドーナッツも売っていたので食べた。すごく美味しく感じた。幻の魚「イトウ」が海洋深層水で飼育されていた。

黒部をポタリング

今度は黒部の駅に行って見ようという事になり、向かった。途中「道の駅KOKOくろべ」に立ち寄り、べんちゃんはクレープを、自分とやまちゃんは富山名物「ますの寿司」を食べた。ここは遊園地のようになっており子供連れの家族で大賑わいだった。

道の駅くろべの「ますの寿司」

黒部駅に到着したがこれと言ってすることもなかった。女性の銅像を写真に撮りニヤニヤしていたやまちゃんの顔が笑えた。

黒部駅

黒部駅前にある銅像

ここからは山の方へ行くサイクリングコースもあり、そっちに向かうことにした。運が良ければ立山などの山が見られるかもしれない。川沿いをせっせと登っていく。道の駅から9.8㎞で「東山円筒分水槽」に着いた。国の登録有形文化財になっている。3つの田んぼに公平に水を分配するための設備だそうだ。何組か観光客がいた。

そこから4.2㎞ほど上流に黒谷頭首工(堰)がありそこまで登ることにした。サイクリングコースもそこまでとなっていたので、どうせならそこまで行って見ようとなった。豊富な水をためて組みやすくするそうで、雪解け水の為か空気もヒンヤリていた。あいにく雲がかかっていて山は見れなかった。

黒部頭首工

ここで折り返し少し下り、壮快な景色の良い道を山のふもと沿いに走る。トラバースする感じだ。富山湾の海が時折見える。「松倉もちより市」まで行った。ここにお焼きの移動販売車がいるとのことで、行って見たのだ。着いてみると移動販売車はあったが、すべて売り切れていた。気を取り直し、今度は川沿いを下り海へ。海に着くとやはり壮快だ。素晴らしい海岸が広がっていた。海を眺めながらしばし休憩した。疲労と汗でとても清々しい気持ちよさがあった。皆同じで口々に嬉しそうな声が聞こえた。

そこから海沿いを走り滑川漁港の「ほたるいかミュージアム」に向かった。

ほたるいかミュージアムは「道の駅ウェーブパークなめりかわ」と一緒になっていて大きかった。新しい施設ではないように感じる。古い施設に手を加えて大きくなっているようだ。入ると軽食やお土産屋さんがあった。ほたるいかの塩辛を試食して、あまりの美味しさに、やまちゃんが宿で食事の時に食べようと買った。自分とべんちゃんはコーヒーフロートを飲んで、自分とやまちゃんは「ほたるいかバーガー」なるものを食べた。コーヒーフロートは深層水で作られていたようで、味が非常に濃くとても美味しかった。ほたるいかバーバーも、ソースとホタルイカの風味とで初めて食べる味だが斬新で、本来パンに合うものでは無いものをソースで合わせてような感じだが、とても美味しかった。

ホタルイカバーガー

この辺りで体力的にも時間的にも良い感じで、帰りを考える頃だ。11㎞先のモンベルヴィレッジ立山に行き、そのあたりの駅で電車に乗ろうという事になった。モンベルヴィレッジ立山にはモンベルサイクルがあるので楽しみだ。

タイヤがバーストした

市街地を走っていると、やまちゃんのドマーネSL5が「パシュ」と音を立ててバーストした。鉄片を踏んだようだ。タイヤが裂けている。やまちゃんは前に浜名湖を走ろうとして2回パンクしてあきらめたことがあるそうだ。「またかよー」と嘆いている。

チューブレスタイヤが2㎝ほど裂けている。やまちゃんの緊急用チューブを入れて直す。空気を入れても圧が上がらず、おかしいなと思っていた矢先に「パン!」と大きな音を立ててチューブが破裂した。タイヤの裂け目から「焼いたお餅」のように「ぷくー」とチューブが膨らんで破裂したのだ。どおりで圧が上がらない訳だ。3人もいて誰も気が付かなかった。自分も同じサイズのチューブを持っていたのでそれを使った。今度は今破裂したチューブを切って裂け目にそれをあてがい、新しいチューブを入れて慎重に空気を入れた。やはり空気を入れていくと破裂した場所が膨らんでくる。乗ってもリムが当たらない程度に空気を入れて応急処置をした。

タイヤバーストでチューブを入れる

幸い向かっていた先がモンベルサイクルがある場所だ。なんとかそこまで行ければタイヤ交換できる。やまちゃんはゆっくり後輪を「ぽんぽん」させながら6㎞ほど走ってモンベルヴィレッジ立山に到着した。早速タイヤ交換してもらう。面倒にならなくて良かった。交換してもらっている間に店内を見て回る。自分は登山でも使えるようなゆったりしたストレッチ素材の短パン(ペタリングショーツライト)とウィックロンのご当地Tシャツ(立山の雷鳥)を購入した。今まで(今日も)ワークマンの500円ほどの短パンで自転車に乗っていたのだ。とても嬉しくて、その場で着替えた。

やまちゃんのドマーネSL5の後輪にはパナレーサーのグラベルキングなるタイヤが装着された。カッコいい。自分も次はこれを入れよう。

タイヤ交換が終わって、陽も傾いてきた。疲労も良い感じだ。近くの駅から電車で帰ることに。富山地方鉄道の「稚子塚駅」へ向かう。ここで本日一番の空に出会う。富山の山々が美しく見える。陽の傾きもあってほのかにオレンジ色で素晴らしかった。まるで「最後に本当の美しさを見て行ってね」と見せてくれたようだった。

稚子塚駅へ向かう

帰りはローカル線の旅を楽しむ

稚子塚駅もローカルで非日常的。ここを見慣れた人は都心のごみごみした駅の風景が非日常なのだろうか。だとしたらここも見慣れたら何も感じないのだろうか。などと考えた。

稚子塚駅

稚子塚駅で輪行袋に入れる

黒部のローカル電車

輪行袋を担ぎ乗車

ここで自転車を輪行袋に仕舞う。夕方の稚子塚駅のホームから見た景色は田んぼと夕日で本当に素晴らしかった。ここからはローカル線を乗り継ぎ2時間ほどかけて糸魚川駅に戻る。途中、乗り継ぎで下りた「寺田」という駅も山々が田んぼの先に見え、しっとりした風景で素晴らしかった。

寺田駅

寺田駅からの立山の山々

寺田駅

寺田駅からの風景

寺田駅からの風景

寺田駅

ここから電車に乗った時に日が暮れて真っ暗になった。糸魚川駅に着いたのは21時16分だった。

ここでまた輪行袋から自転車を出して組み立てる。宿に帰る前に夕食を食べる。飯屋はどこもやってなくガストで遅い夕食を取った。宿に戻ったのは10時過ぎになった。

初めての輪行は盛沢山だった。ローカルな風景の中をのんびり走り、パンク修理もして、ローカル線に乗り、仲間と丸一日過ごした。経験と疲労。素晴らしい一日になった。

今回の動画


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建設業50代 元オートバイレーサー 1994年全日本ロードレース選手権125ccチャンピオン

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